迷うこころ

ある駅で折り返し電車の中。

女子高生が眠って、折り返し駅に着いたことに気付きません。

居眠り姫の前に座っている、男子高校生。
眠り姫が気になっています。
発車までには、あと数分あります。

声をかけてあげるのかな?
このままにするのかな?

男子高校生は気がきではない様子。

発車を告げるチャイム!

仕方ない!おばちゃんパワー!
「出ちゃうよ、大丈夫?」

あっ!あわてて眠り姫は飛び起きて、降りました。

その時の男子高校生の顔。
安心した笑顔でぺこりと私に頭を下げました。

何だか、ほのぼのした時間でした。

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