先攻会話の効果
なんのことない、自ら先に話しかけること です。
訪問先企業様の前で、怖い表情の守衛のおじ様。
いつも、職務に忠実。「ジロリ」をにらまれます。
そんな時の、先攻会話。
「いつも、ありがとうございます。1つ、教えてもらっていいですか?
帰りのバス停は、どちらになりますでしょうか?」
職務に忠実なおじ様ですから、表情変えずに、
『今、降りたバス停から、進行方向の角を曲がったところです』(ー_ー)!!
「ありがとうございます。角を曲がったところだから、わからなかったのですね?」
と丁寧にお礼を伝えました。
幾度目かの訪問後、
教えられた、角を曲がったバス停を目指していると、大きな男の方が、私に向かい、
手を振って、『ここですよ~』と、バス停位置をお知らせくださっています。
「? 私かな? 知らない人だけど・・・・・」と頭をかしげていると、
何と、大きな体の男性は、何と、いつもの職務に忠実な厳しい表情の守衛の
おじ様です。
『今日は、早番なので、今、帰りです。あなたの姿が見えたので、
手を振り、思わず、ここ、ここと、教えてしまいましたわ!(笑)』
先攻会話って、心理的距離も縮めることもできるんだな~と思えた
瞬間でした。
バスの中では、二人の間に、会話が弾みました。