国語教師時代、「30歳になったら結婚して、家庭にはいる」と漠然と思っていた野口。22歳からスタートした教師生活はもう5年。野口は27歳になろうとしていた。

私は30歳になったら結婚し、家庭に入る。

そうであるなら「違う世界も見てみたい」と思った。

野口の国語教師スタイルは、スポーツウエアになぜか笛。体育教師に間違えられることはあっても国語教師には思えないスタイルであった。
「このままではイカンな。若い女性として、一度はスーツ姿で仕事せんとあかんな」と思った。
というのは、たまたま会う機会のあった大学の同級生がきちっとスーツできめている姿を見たからである。
同級生である友人は、アポ、クライアントなど国語教師では使わないカタカナ言葉を駆使し、「名刺さえあれば、どんな会社でも訪問できる。それが営業だよ」と教えてくれた。

その友人が勤務していた会社、それがリクルート。

そして、野口は学校に「3月末で教師をやめます」と伝え、リクルートへ転職した。
野口のリクルートライフは28〜38歳のおおよそ10年間。
その間で思い出深いのは、野口が率いていた女性営業部隊(通称:野口組)が営業成績西日本一になったこと。
リクルートでの仕事の話は研修の場で聞いていただくとして、リクルート在籍が野口のベースである教師経験と結びつき、その後の野口を決めることになる。
38歳になった野口は、学校とリクルート、この経験を活かすことができないか、と考え、教師と営業をミックスさせた事業であるセミナー・研修会社を立ち上げるに至った。

本を読んだり、テキストで理解できるというのはわかる。でも、本は書き手の癖もある、文章では説明できないこともある……それを正しいニュアンスでわかりやすく伝えることができるのがセミナーだと野口は考えた。
営業のツボがわかれば、きっと楽しくなる。
営業マンだけなく、営業管理職の研修も野口におまかせ。

熱いセミナーや研修を行う講師として、今日も野口は走り続ける。
スタッフから見た野口明美
中学校国語教師から、リクルートトップ営業マン、そして女性経営者兼研修講師と、野口の経歴を並べると、とても厳しい指導を行う、怖くて近寄り難い研修講師をイメージされるかと思いますが、実際の野口は、そのイメージとはかけ離れています。

普段の野口は、
「私、最近、この本読んだけど、おもしろいでー」
「私、この舞台見たいねん。一緒に行こうや」
「私、今日は中華の気分。お昼は中華屋さんに行こう」
と、大阪弁で快活に話す、普通の女性です。
また、普段の会話の多くは、主語を「私」で話し、自己の存在アピールも忘れていません。

ですが、そんな野口も、研修中は、講師という立場でありながら、あえて受講者と同じ目線で考えることを意識し、主語を「我々は」「私たちは」としています。
研修講師は、受講者と同じ立場に立って初めて、受講者に気付きを与えることができる、と考えるがゆえの言動だそうです。
実際、野口の行う研修は、自身の体験や多くの研修・講演実績に基づいた実例、ワーク・ゲーム・実習を取り入れ、受講者参加型スタイルで、「教える」ではなく、受講者自身に気付いてもらう」をモットーに組み立てており、研修後に結果につながると好評をいただいております。

スタッフの私が言うのもおかしいかもしれませんが、野口はとても魅力がある人間であり、講師です。
人を変える力、人を認める力、人を伸ばす力を持っております。
自信を持って、お勧めできる研修講師です。
(スタッフ:山本)