多くの方は「交渉」と聞くと、
裁判関係者、営業職、外交官など、
特別な職種の方ととらわれる方が多いですが、
実は違うんです。
今朝、ご家族から
「朝ごはんはパンでいい?」
と聞かれたとき、ご飯を食べたいあなたなら、
パン朝食をご飯朝食に変更してもらう交渉を
ご家族い伝えているのです。
「今日はご飯が食べたいから、自分で用意するね?」と。
通勤の手段で、どうしてもその電車に乗りたいあなたは、
「すみません。乗りたいです。」と、
あなたが乗り込むスペースを確保する交渉を
電車内の人に伝えているのです。
出社してまさに予定していたあなたの仕事にかかろうとした瞬間、
上司に「この業務、急ぎでお願いできるかな?」と依頼されたら、
あなたの予定業務をこなしてから、
上司の依頼の業務に取り掛かかっていいかを告げて、
その優先順位の交渉を行っているのです。
つまり「交渉」は特別な職種の人が行う業務ではなく、
だれもが日常的に行っている行動なのです。
そこで、重要なのは、
●自分なりの意志があるか?
●その意思を伝えているか?
●妥協点を互いに探す努力をしているか?
の3点です。
交渉ですから、あなたの意志通りになるわけではありませんが、
互いに意志交換し、
互いに歩み寄るプロセスを通ったか?
それが重要で、ストレスがたまるか、納得できるか?の境目が、
そのプロセスにかかっています。
あなたが一方的に相手の意志を押し付けられたなら、
ストレスはたまることでしょう。
ですが、互いい意志を伝えたあとで、
譲れる点を探す会話ができたならストレスは0ではないですが、
不満で悪感情100%にはならないと思います。
表現は考えないとならないでしょうが、
あなたの思い、意志、希望を伝えることから始まります。
何も伝えない、言わないと、交渉は始まりません。
まずは、あなたの意志、意見、考えを
明確にすることから交渉が始まります。
実は、交渉テクニックはそのあとに、
参考にする程度の内容なんです。