本日は、社内で研修を企画されている方、
もしくは社内研修を自社講師として行う方への
お役立ち内容です。
当社もロールプレイング実習は好評をいただいております。
そのロールプレイング実習に関する注意点です。
まあ、研修を作る側としては、
最も大変なのが、ロールプレイング課題の設定を
組み立てることですが、この設定に関して、
完璧に詳細、細部にまで作り込むよりも、
その場でいくらでもプラスできる程度の粗いものの方がお勧めです。
全く融通が利かない完璧なものですと、
その場でのリクエストを反映できないからです。
とても喜ばしいことに、
こちら側で課題①を作成し、
参加者に取り組んでもらい、
その結果、大きな気づきや成果が得られると、
参加者がリアルな課題を提供してくれることがあります。
「実は、今、こんな課題を抱えているので取り扱ってほしい」と。
そんな要望があった場合は、必ず受け取ってください。
そんな即興の課題の場合でも、
設定だけは、参加者にわかるように
決めてあげなければなりません。
そして、このYouTube講座のように動画撮影は絶対条件です。
というのは、講師が指摘した際、
「言った」「言わない」がすぐに確認できるメリットもありますが、
そんなことよりも、映像の中で、講師がこの箇所についてと、
討議ポイントをチョイスできる良さが最もいいところです。
非難や評価ではなく、課題を選択できることです。
そして、最後に”役になりきってください”と、
私は毎回、強く伝えています。
もちろん、私たちはプロの役者ではないので、
上手にできない、棒読みの部分もあって当然ですが、
「もう一度やらせてください」はなしです。
役になりきることで疑似感情、疑似体験の中から、
わかること・味わえることがあり、
これが大きな気づきになることも多いのです。
1,設定づくりは余裕をもって
2,映像録画
3,役になりきる
この3点はプロが抑える点ですので、ぜひ、取り込んでください。