向き、不向き

営業マン研修中、質問を受けます。
「先生、営業マンに向いている人はどんな人ですか?」と。
この質問をされる方は、たいがい、この問いの後に、
「私は、向いていないんですが…」という言葉を付け加えます。

その仕事をするのに、向き、不向きはあるのでしょうが、
それを、知って何かプラスになることってあるのでしょうか?

向き、不向きを確認するよりも、
「あなたは、営業の仕事が好きですか?」と、
逆に私から、お尋ねしています。

はい…、業績はよくないですが、この仕事好きです、と回答される方には、
「ということは、営業に向いていらっしゃるのではないですか?」と
お応えします。

ですが、
うーん、営業の仕事は大変で、好きとは言えません、と回答される方には、
「そうですか、お好きでなくても、今、一生懸命、がんばっていらっしゃるなら、
 営業向きではないですか?」とも、お応えします。

優柔不断?嘘つき?ではありません。

向き、不向き、よりも、
この仕事を頑張ってやろうと決意したかどうかが、
重要であると私は考えてます。

一度、決意したなら、向き、不向きなんて、気にはなりません。
ただ、やるだけですから…。

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