最後の願い・・・が繰り返される

92歳のわが父は、かなり認知も進行しているが、まだまだ一人でできることは多いです。

ただ、やはり、独りで交通機関を利用しながら外出するのは難しい・・・かな。

長年勤めあげた会社のOB会からの食事会の案内に、「もう、最後になるやろから、一度参加したい・・・道順を教えてくれ」と懇願される。

ただ、独りで、駅の階段、乗り換え、新しく変わった地下街・・・・を無事にゴールまでたどり着けるかはかなり難しい。その上、耳が聞こえにくく、道を尋ねても聞き取れない。

命をかけた大冒険にトライするか? 危ないからと納得させるか? 思案どころ・・・。

丁寧に、丁寧に、道順を伝えた・・・・。

翌朝、1枚のメモがテーブルに。

「いろいろ、考えたが今回は、欠席とする」と。

これが最期だから・・・が、順延されただけなのか? 諦めたのか? 来年には判明か。

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