母が脳梗塞で意識がない。
もう、救急車で運ばれてから丸三日、いびきをかいて眠っている。
今週一週間、血圧の安定がキープできれば、再度の梗塞頻度は減るらしい。
母は、コロナが流行する頃に、肺炎になり入院した。高齢者にとっては、肺炎は命に関わる病だ。当時の市民病院の内科部長である内科医に、「大丈夫だとは思いますが、いざという時に、困らぬように、延命措置をするかどうか決めておいてください」と言われた。
延命措置とは、その時に、人工的に命を長らえるか? 自然にゆだねるか?ということらしい。
家族が到着するまで、何とか、つないでくださいと、伝えたら、それは、人工的に命を長らえる措置をすることで、その後、自然死には至らないと言われた。
涙が流れたが、私は延命措置はしないと決めた。
肺炎から、母は復活したが、今、また命が危ない状況に至っている。
だが、数年前に一度決めた延命措置はしないから、私の考えが変わることはない。
何とか、母には意識を取り戻せるよう、呼びかけを行い続けるが、数年前に決断したことには、よかったと思っている。
高齢者を抱える方々、必ず、考えなければならないことです。